2020年2月20日木曜日

新型肺炎への備え。

 近隣の県で、新型肺炎の罹患者が見つかっている。この地域にも、この感染症が到達するのは時間の問題だろう。もはや、クルーズ船の船内状況や中国の状況がどうのとは言っていられない段階になってきた。

現代における人の往来は、破滅的なほど瞬時に、そしてありとあらゆる方向から同時に多数の人を移動させている…というのをマザマザと見せつけられる最近のニュースの数々。もはや情報の流れとさほど変わりがない。人の往来に戸は立てられないというか、制限を課す事はもはや不可能であることがはっきりした。

日本各地でも、罹患者の拡大は広がりを見せている。水際での感染防止が完全に失敗した上、地域レベルでの防止策は今のところ非常に不完全である。何しろ、新型肺炎に関する診断基準がまだ定まっているとは言い難い。

  • 4日以上続いている37度5分以上の高熱。
  • 全身の強烈な倦怠感。
  • 咳や気道の腫れなどの肺炎の症状。

この様に基準はあるにはあるが、ただの風邪なのかインフルエンザなのか、それとも気管支喘息の類なのか、個人個人でその判別は異なってしまう。地域の病院では、まだまだ新型肺炎に関する認知や診断基準ははっきりしていないのではないか。

私自身、先日まで3日間の38度以上の高熱と気管支炎を患い、その間の全身の倦怠感はひどいものだった。今日も耳鼻咽喉科に行ってきたが、咳に対しては風邪薬が処方されたくらいで、薬を飲んでいるが効いている様子がない。こうした経緯を振り返ると、(もしや自分も新型肺炎では…)と思ってしまう。

この時期は花粉症が始まる季節であり、鼻炎のほかに気管支炎など、ありとあらゆるアレルギー反応に悩まされる時期である。おまけにインフルエンザの流行時期でもある。症状的に普通の風邪として扱われる可能性だってある。非常に面倒な時期なのだ。

新型肺炎は年齢別では症状の出方や重症化する率が異なっているという。高齢者に対するそれはリスクが高い様で、死亡例も高齢者だ。そのため、高齢者福祉施設では非常に危険な感染症である事は間違いない。

 この感染症は、軽度の場合でも一定の隔離期間や入院期間がある様だから、仮に施設職員がこれに罹患して隔離される様なことがあれば、その人に接触したと思われる他の職員や利用者も当然検査の対象であり、隔離される可能性は高くなるだろう。そうした場合、規模の小さな施設は閉鎖に追い込まれてしまうし、職員は生活する術を簡単に奪われてしまう。非常に恐ろしい感染症である。

この新型肺炎に備えて何か対策を…とは言っても、「手洗い」と「うがい」くらいしか思い浮かばない。実際、どうしようもないのだろう。ワクチンもないし、効果的な薬もない。そのため、対処療法でやり過ごす他ないと。

さあ、今年のオリンピックは日本で開催されるのだろうか。そして我々は無事に今年を乗り切ることができるのだろうか。何やら、色々と前途多難な様子が見えている。

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