2020年10月5日月曜日

夜勤明けの挑戦

  今日は、夜勤明けに20kmを走ってみた。きっかけは、毎日10kmを走っているけれど、今後の目標をどうするのかを考えた結果だ。今後も毎日走るつもりだから、それよりもっと長い距離を走りたいと思うのは自然な流れだと思う。

しかし、10km以上となると時間もかかる。20kmだと2時間は覚悟しなければならない。平日では無理だ。最大で1時間程度が限界である。なので、休日だけでも20kmは走りたいという気持ちができた。

10kmのタイムも少しずつ早くなってきているし、体力もつきだしているはずだから、これを目標とするのも全くの夢ではないと思った。そこで、今後の計画を立てる上でも、一度この距離を走ってみようと思いついた。

夜勤明けの日、帰宅してからすぐに準備に取り掛かり、そのまま走り出した。夜勤明けは翌日が休みであり、十分な休息を取れる機会がある上、気分がハイテンションになっている事、体も十分に動かしているという計算もあった。ただし、蓄積しているであろう疲労は勘定に入れていない。

コース設定が間に合わず、一番走り慣れている(過去に走ったことがあり、なおかつ距離に伸び代ができる)コースを選ぶしかなかった。このコースは3年前ほどに使っていたもので、正確な距離を測ったことがなく、おまけに坂道コースではあるが、信号機もなく走りやすかった。

20km走り切る事を考え、タイムは気にしないようにした。それより、巡行スピードで走って、最後まで走り切ることに専念しようと考えた。結果として予想外に早く完走したが、それでも大変なものだった。問題は山の坂道を含むきつい行程だと思ったが、全く違っていた。

走り出しは順調だった。平地を無事に抜け、山へ差し掛かる。緩やかな坂道が続き、一旦走った経験がある道だからか、そこまでキツさを感じなかった。むしろ、心に余裕があった。距離も順調に伸びており、このままでいけば、順当に折り返せると踏んだ。

しかし行程が半分ほどに差し掛かった時、坂道の勾配がキツくなってきた。山の峠に近い地点だ。さすがに乗り越えるにはキツいと体力に不安を感じ、そこで折り返した。10kmも行かない状態。すると、残りの行程に「ボーナス・ステージ」なる残業行程が生じる訳だ。

山道なので、往路を越えれば後は下り坂だ。そのため、折り返し後の下りの道は比較的楽で、いつものペースよりも早く走ることができたと思う。標高差は約140m程度で、そこまではないと思うが、緩やかな坂道は、結構体力を使うと感じた。

呼吸状態は安定しており、急な坂道を除けば、そこまで乱れることはなかった。長い行程の中で、自分の体が走行中に何回か自己休息を繰り返して、体勢を整え直している様子が窺えた。自分自身は何も考えてはいなかったが、ペースも安定していた。

最大の難関は、意外にも山を降りてからの平坦な行程、最後の「ボーナス・ステージ」だった。最後まで走れるという自信はあったが、距離と行程を考えながらの走りだったので、どこまでも、いつまでも走っている感じになった。これが気力を急激に奪っていった。

もう一つの問題は、気候というか天候だった。日差しが強く、これも体力を容赦なく奪った。山道は影がたくさんあって助かっていたが、最後の行程では、一般道路脇の歩行者用道だったので照り返しが非常にキツかった。これは予想だにしなかった。水分もかなり抜けており、呼吸状態はそこまで乱れてはいなかったが、足腰の硬直が始まっていた。

結局、何とかゴールまでの距離を調整しながら走り終わった。体重を測ると3kgほど軽くなっており、カロリー消費は1,000kcal以上の結果となった。水分が、かなり抜けた結果だと思う。これが10km走であれば、約1kgの水分が抜ける。昼食前だったので、帰宅後はシャワーと筋トレ後に昼食を取り、そのままグッスリと数時間ほど寝込んだ。

反省すること。

予想外であったが、最終行程(ゴールまで5km切った行程)でメンタルが乱れた。また、体の調子も最終行程でうまく調整ができなかった。今考えるに、最終行程〜ボーナス・ステージからゴールまでのコース設定が、最初から明確に確立できていなかったことが大きかったと思う。だから、次に20km走を行う際は、かなり楽になるはずだ。

また、毎日の走りがもう少し必要だと思った。タイム・トライアルは今後も続けて、もっと時間を縮めて行かなければならぬ。体力の確立もそうだ。今回は、予想外に最終行程で体力を消耗し、後少しでギブアップするところだった。まだまだ長距離における修行が足りないというところか。

良かった点としては、やはりApple Watchの活用が非常に助かったということだ。「i Phon11」との連携は、走った後の振り返りはもちろん、走行中もメールの返信などで私を助けてくれた。簡潔な対応しかできないが、それでも「出来る・できない」は、仕事上の連携で雲泥の差を生む。

次に、呼吸状態がそこまで悪くなかったということだ。10km走れたら、確かに20kmは走れなくもない。気候状態にもよると思うが、長距離走行の基礎を作れていたのかもしれない。

今日はとても良き日であった。次はもっと楽に、楽しく走れるだろう。

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