ここでは、「別の形容詞」的表現を使って「我が町の選挙戦」の行方を書いていこう。
現在、4名の候補者が市長の座を射止めようと激しい戦いを繰り広げている。しかし、「2強2弱」の体制であることには変わりはない。2強である、現職候補と落下傘候補の二人こそが、戦いのメインであった。
私も、職場の関係上、落下傘候補の講演会/演説会などには参加した。しかし、「強制動員」の臭いが強く、かえって不安を抱かせるようなものだった。落下傘候補は地元サービス企業のオーナーだが、色んな噂の絶えない人だ。「強引さ」が売りであり、ワンマンなところはよく知られていた。
落下傘候補の場合、地元の色んな活動には余り積極的ではなかった。もっと何らかの活動に没頭しても良さそうなものだと思うが、言い方を変えると、それは地元との縁が薄く、かえって「縁故や地続き、強制的な関係」でしか築けていないことを物語ってるように思えた。また別の見方をすると、それだけ足の付いた味方がいないということを物語っていた。
「地元の色んな活動=各種団体のまとめ役=市会議員または有力者=各産業界のトップ=組織票」
落下傘候補の見落としの一つはここにあった。つまり、市長の座を射止めようとするなら、時間をかけて、日頃から色んな組織・ボランティアへ出席し、汗水を流しておかなくてはならなかったのだ。それこそが市議会を押さえる「搦め手(からめて)」であり、確実な方法だった。
一方で現職候補の場合、長い政権のおかげで利権関連が安定しており、「政治屋」であったおかげで変な地元利権との絡みはなかった。そのため、各利権は各々の配分となっている。これとて色んな経緯があって現在の形になっているはずだが、それだけに、市議会に味方が多かった。それは安定した多数の組織票を有しているということであり、最初から有利に選挙戦を戦うことが出来る証拠でもあった。
こうした大きな違いが、選挙戦の様相をものすごく表していた。
2014年10月4日土曜日
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