2013年1月11日金曜日

WindowsRTの使い心地

 WindowsRT機は非常に使い勝手がいい。ただし、セカンド機としては最適だと言っている。

WindowsRT機は、「直感的な操作」と「仕事⇔遊びの切り替えが非常に速くできる」こと、さらに「前線機として優秀なスペック」を持っていることなどが評価できる。これがandroid機であれば、仕事での使い勝手が限られてしまう。つまり、Office製品に似たアプリを使用し、SkyDriveにも接続はできるのだが、使い勝手がいまいちなのだ。遊びや音楽Playerとしては優秀だけども、仕事と遊びの両面で使うならばWindowsRT機だろう。

マイクロソフトは、Windows8の製品としての選択を誤ったと思う。

Windows8は、本来ならばWindowsRTの立ち位置でリリースさせるべきだったのだ。そして現Windows8の立ち位置には、Windows7のブラッシュアップくらいの製品を当てていればよかった。

普通に考えて、小難しい資料・手の込んだ資料やデータベースの作成なんかに、タッチパネルなんかを使うはずがない。ましてや、10インチ以下の、小さな画面での作業は、たとえ屋外でも(便利に)できるからといって、実際にやれるものではないからだ。そんな意味で、Windows8は残念な結果になっているといわざるを得ない。

 WindowsRT機の評価はいまいちだ。いわく、本来のWindows機に比較して機能が大幅に制限されているので、使いづらいという意見が大半を占めている。加えて、他社のアプリを自由にインストールできないことも大きな問題だといわれているし、なにより、WindowsRT機の機種が非常に少ないことも問題となっている。

しかし、新Windowsの基本コンセプトは「タブレット化への対応」にある。当然、タブレットは携帯性を重視し、屋外での簡単な操作をメインとしているから、面倒な作業はコンセプトの前提条件には入っていないはずだ。であれば、こうした批判はほとんどが的を得ていないと思うのだ。

そうした操作性や手軽さを重視するのであれば、当然屋内で行う面倒な作業をするための機能は省かれてしかるべきだし、RT機に対する批判は「母艦機として高額なウルトラブックでも買えばいいのだ。批判する前に。

WindowsRT機は、言ってみれば局地戦闘機のようなものだ。前線機として上昇性能を重視して開発された、雷電の境遇に似ていると思う。

雷電に向けられた批判の殆どは、制空・汎用戦闘機としての要求であったと聞く。そうして雷電の価値は破局的に下げられ、その活躍が大幅に遅れたのは醜聞に絶えない話である。そんなことを言えば、androidPCだって仕事ではOffice製品があまり使えないし、ほかのアプリも制限が書かているじゃないかと。なにより、5~6万円くらいのコストで母艦機程度の新世代のPCが買えるのなら、それは結構な話ではないか。

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